壁紙の素材にあわせたメンテナンスを
普段から気をつけているつもりでも、いつのまにか壁紙に汚れが、なんてこともありますよね。そんな風にもし汚れを見つけたら、早めにお手入れをしましょう!
壁紙によってケアの方法が異なりますので、次の例を参考にしてそれぞれメンテナンスしてみましょう。
ビニル壁紙のお手入れ法
壁紙の中でも、比較的手入れしやすいのがビニル壁紙。一般的なビニル壁紙であれば食べ物や飲み物などが付いた場合でも、水を固く絞った雑巾で拭き取ればほとんどの汚れは取れるようになっています。もしそれでも落ちにくい場合は、家庭用中性洗剤を使うと良いとされています。
ただし、表面に残った洗剤はキレイに拭き取り、最後には乾拭きをします。 防汚機能付きビニル壁紙は表面にフィルムがラミネートされているので、油性マジックやクレヨンなども、乾いた雑巾で簡単に落とすことができます。
紙壁紙のお手入れ法
紙壁紙はビニル壁紙に比べると摩擦やキズに弱いうえ、水を吸い込みやすいという弱点があります。食べ物や飲み物などの汚れが付いてしまった時は、すぐにティッシュペーパーか乾いた布などでポンポンと軽くたたくように拭き取ると良いそうです。
また、小さな汚れや手垢などであれば、消しゴムで軽くこすれば落ちる場合もあります。
織物壁紙(布クロス)のお手入れ法
織物壁紙の表面は水拭きすることができません。そのためブラシを付けた掃除機やハタキで、ホコリを取るというのが主な手入れ方法になります。
また、ジュースやケチャップなどの汚れが付いた時は、固く絞った布などで表面を軽くたたくようにして汚れを取るのが良いそうです。
オレフィン壁紙のお手入れ法
オレフィン壁紙に食事中の汚れなどが付いた時は、固く絞ったスポンジや布で吸い取るように汚れを拭き取りましょう。
また、汚れ防止機能がついているものは抗菌性のフィルムがラミネートされているため、壁紙内部にまでは汚れが浸透せず、拭き取りやすくなっています。油性マジックやクレヨンなども落とすことが可能です。
壁紙の劣化を防ぐために気をつけたいこと
次のような点に気をつけていれば、壁紙は長い間、美しい状態をキープすることができます。ちょっとしたことかもしれませんが、大切なポイントです。
直射日光に当てない
直射日光は想像以上に壁紙を劣化させます
壁紙の大敵は紫外線。普段あまり使わない部屋にはカーテンやブラインドを使って、できるだけ直射日光が当たらないようにしましょう。
強い日差しが気になる場合には、UVカット機能が付いたカーテンを取り付けるのもオススメです。
熱風、高温を避ける
ストーブや暖房などの炎の熱で、壁紙が変形・変色することもあります。そうした暖房器具を使うときには、熱風が壁紙に直接あたらないよう注意する必要があります。
また加湿器を使用する際にも、湿度が高くなりすぎないように気をつけましょう。
粘着テープを貼らない
セロハンテープやガムテープは変色・汚れの原因となりますので、できるだけ貼らないことをオススメします。
薬品類をつけない
化学薬品は壁紙の天敵です
殺虫剤や塗料、医薬品や口紅なども、壁紙を痛める原因となります。不用意にそれらを付着させないよう気をつけましょう。
よく換気する
換気、除湿はしっかりと行いましょう
タバコの煙や台所の油煙は短期間で壁紙を変色させるほか、水蒸気などによる結露はシミやカビ、はがれの原因となります。
それらを防ぐためにも、換気扇や除湿機をこまめに使うことをオススメします。
できるだけキズをつけない
猫の爪とぎなどにも要注意
家具の角を当てたり爪を立てたりして、壁紙にキズをつけないようにしましょう。
難しいですけどね(笑)
また、子供がイタズラ書きしそうな場所にはシートを貼るなどの方法が効果的です。
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