ドローンによる屋根点検はアリ?ナシ?

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メンテナンス
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ドローンを活用して屋根点検をするのがすっかりと定着しつつありますが、果たしてしっかりと点検できるのでしょうか??
皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。

人が直接屋根に上ると、落下のリスクや屋根材の破損のリスクもありますので、ドローンなら安心!
とも思いますが、どんな方法でも多少のデメリットはつきものです。

この記事ではドローンによる屋根点検のメリットデメリットを紹介しますので、参考にしてもらえると嬉しいです👌

ドローンによる屋根点検はアリ?ナシ?

結論から言いますとコストパフォーマンスも良く、アリだと思います👌
そもそも屋根点検は工事につながったときの費用もあるので、見積もりの為の点検も無料で行ってくれるところもあります。
リフォーム会社でドローン点検を行っている場合なら無料。
ドローンでの調査を主に行っている会社なら有料。
ぐらいで考えていても良いかと思います。

ドローンによる屋根点検とは?

ドローンを飛ばし、空中から屋根の状態を映像として撮影するというのが一般的ですが、機体によっては赤外線カメラを搭載しているものもあり温度感知により点検する方法もあります。

ドローンの機体も様々なものがあり、搭載しているカメラの性能も違います。
よほど悪質な業者でない限り、標準レベルのドローンを使用していると思いますが「トイドローン」と呼ばれる機体重量が200㎏以下のドローンを調査に使用しているような業者はやめておいた方がよいかもです。
「トイドローン」と呼ばれる200㎏以下のドローンは機体価格も比較的安く、特別な免許も不要で操縦できます。軽いので風に煽られやすいので、まともな調査会社であれば「調査」には使用しないでしょう。

少し話がそれましたが、ドローンによる屋根点検では従来人が屋根に上って行っていた「目視調査」をドローンに搭載したカメラで行うことができます。
触診などは出来ないので目視から推測することも重要です。
赤外線カメラも活用する場合は、温度感知により漏水箇所なども判断できることもあります。

ドローンによる屋根点検のメリット

ドローンによる屋根点検のメリットを4つ挙げます。
他の方のサイトやブログでも同じようなことを挙げているかとは思いますが、それだけ重要とされている点かと思います。

安全な点検

作業員が屋根に上ることがないので、落下する危険性が無く点検を行うことができます。
操縦ミスによる事故のリスクもかなり低いです。
というのも多くのドローンではGPSを搭載していて、自動飛行やホバリングすることができます。
事前に設定することで、建物の〇m未満に近づけないようにすることもでき、GPSが感知されないなどの状態になったら指定の場所まで自動帰還することなどもできるので、よほどの環境下でない限りは事故のリスクも低いです。

屋根材損傷リスクの回避

作業員が屋根に上る必要がないので、点検作業中に屋根を傷つけたり壊すリスクがありません。
人が屋根の点検を行う場合には、どうしても歩き回る必要がありますので少なからず傷つける可能性がでてきます。
ドローンによる点検だとそれが回避できます。

様々な形状の建物にも対応

3階建てなど屋根までの高さが高い場合、業者が限られることもあります。また、屋根の勾配が急な場合も上ることが出来ず、点検が難しくなることもあります。そういった場合、仮設足場を組むこととなりコストが跳ね上がるといったことも考えられますが、ドローンだとそんなの関係ねぇです!
屋根に電線が張り巡らされていたり、アンテナがびっしりと立っているとか滅多にない特殊な状況だとドローンでも出来ないことはあるかもしれませんが、大抵の建物に対応できます。

点検をリアルタイムで共有

人が点検を行う場合、そのほとんどの場合作業中の状況は見れません。
例えば、作業員が何かしら傷つけていまった場合でも、写真に収めて壊れてましたよと報告すれば元からの劣化ということで処理されることもあるかもしれません。
ドローンでは機体のカメラの映像をタブレットなどモニターに映すことができるので、リアルタイムに確認することができます。
「この箇所をいろんな角度から映して!」とお願いすることもできますので、とことん納得のいくまで目視調査ができます。

ドローンによる屋根点検のデメリット

どんな方法であろうと良いことづくめでデメリットは一切無し!なんてことはありません。
デメリットないよ~と言ってる方が胡散臭くも聞こえますよね。。
デメリットも4つ挙げます。

天候に左右されやすい

人による作業も同じかもしれませんが、ドローンも雨だと飛行はできませんので、点検も中止となります。また、強風時も中止となります。
赤外線カメラでの点検もされる場合ですと、温度感知の観点から晴れの日のみ実施となりますので、曇りの日も作業は中止になります。
ですので梅雨時期などはドローンの点検は不向きとなります。

精度が落ちる

目視調査という側面からだと大きく精度が落ちることは無いのですが、人が点検する際は「触診」も行います。例えば、屋根材が固定されておらず乗っているだけの場合などは目視だけではわかりません。
瓦屋根などの場合は、固定方法が銅線吊り、鉄くぎ、亜鉛クギなどなど様々ですので、上から撮影した映像を見るだけではわからない部分が出てきます。

精度が落ちるということは、補修工事の見積もりの誤差が大きくなる可能性があるということです。

プライバシーの問題

ポツンと一軒家みたいな状況でしたらさほど問題でも無いのですが、住宅街だと四方八方に住宅があるケースがほとんどですよね。
そんな中をカメラ付きの機体が飛んでいたら不快に思う人もいるでしょう。
最悪な場合、カメラをこちらに向けて盗撮された!なんてことになったら今後の近所付き合いにも影響がでかねません。
ドローンを飛ばす際は、飛ばす範囲の土地の所有者の承諾があればよいのですが、周辺の住人にもドローンが飛行し撮影を行うことを周知しておき、万一通報されたときのために、飛行予定地の最寄りの交番にも周知しておくことをおすすめします。

まとめ

ドローンによる屋根点検は十分アリなんですが、「今がメンテナンスの時期かどうか」を検討する判断材料としてぐらいがちょうどよいかもしれません。

また、ドローンを購入すればご自身で点検することも可能になりますが、その際はくれぐれも法律違反にならないように講習等を受けてから行うことをおすすめいたします!

最後までお読みいただきありがとうございました👍

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